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"土門拳が封印した写真 鬼才と予科練生の知られざる交流" 倉田耕一 著

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昭和19年6月、土浦海軍航空隊へ土門拳が海軍省の依頼で訪れた。土門は短期間とはいえ、まだあどけなさが残る甲種13期生の「入野分隊」第四班の予科練生と起居をともにし、彼らの生活や基礎訓練を予科練生が辟易するほど追い続け、彼一流のアングルで撮影を続けた。しかし、その事実は戦後、一部の関係者を除き公にされる機会がなかった。土門の遺した写真は戦時下の貴重な記録であり、「歴史の証言」ともいえるだろう。戦後65年の歳月を経た現在、「海軍の精神」を写し取ったその写真が退廃した世相を“逆照射”し、今、鮮明によみがえる。

<目次>
土門拳が封印した写真
大空にかけた青春—予科練の群像
(母なる湖、霞ヶ浦の日々;予科練体操;山本元帥像;米本土に焼夷弾を投下した男;下駄ばき機(水上機);分隊長の手紙;神風特別攻撃隊「昭和隊」;冬将軍;昭和二十年六月十日;ロケット戦闘機「秋水」;特別休暇;玉音放送)
もうひとつの予科練—異籍の民、林栄貞の生涯


出版社:新人物往来社
刊行年:2011年第1刷
ページ:285+16P
サイズ:19.5 × 13.5 ㎝
言語:日本語
装丁:ハードカバー, カバー・帯付き

【condition】  B+
背ヤケあり

23060251ANS

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